詩跡名 湧泉寺
別称  
地理 福建省市
代表作 明・陳煇(ちんき)「鼓山の湧泉寺」、明・徐惟和「湧泉の廃寺」
訪問日 2010.9
関連語
その他  
説明  湧泉寺…五代の閩王(びんおう)王審知が、梁・開平二年(908)、鼓山の山腹に創建した古刹である。湧泉寺の名は寺の前に地面から湧き出る羅漢泉(現存)があったための命名という。鼓山寺とも呼ばれた。境内の二本の鉄樹は、開山祖師神晏と閩王王審知が植えたものと伝える。明・陳煇(ちんき)「鼓山の湧泉寺」詩には、静謐な美しい境内を

風泉 行く処に満ち
花竹 坐来幽
(ゆう)なり


と詠んでいる。また明・徐惟和「湧泉の廃寺」詩には、火災にあって荒廃した寺のありさまがこう歌われる、

古寺 荒涼久しく
凄然として廃興に感ず
残灰 六十載
破衲 両三僧


云々と。ちなみに鼓山の山麓から山腹の湧泉寺へは、一筋の古い石径が通じている。その石段は2500余段、長さは3・5キロ。両側は翠の松、幽澗流水である。
(植木 久行)

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